会 員 の 聲 |
【林業用語】 | |
枝打ち 樹木の余分な枝や枯れた枝を鉈やノコギリで切り落とす作業です。 無節の木材や真っ直ぐな木材を作るために行います、また日光の入りが良くなり森林環境が良くなります。 | |
間伐と除伐 林業用語で間伐と除伐という言葉を良く聞きますが、違いは何でしょう? 皆様は野菜を栽培した経験はお持ちでしょうか、例えば畑で大根の種を蒔いたが成長に伴い混み合って来るので、間引きをするでしょう、これが林業では間伐です。 また、大根の間引きと同時に草も取ってあげる事もありますね、これが除伐です。 植林した樹木以外にも邪魔な異種の樹木も伐倒し、目的の樹木に充分な日の光と風通しを良くしてあげるのが除伐です。 | |
地拵え(じごしらえ) 伐採後に取り残された木の根や枝などを整理して、新たな苗を植栽出来るように土地を整理することです。 全刈り地拵え、筋刈り地拵え、つぼ刈り地拵え、火入れ地拵え、棚積地拵え等あります。 | |
下刈り 植栽した苗木が健やかに育つように、下層部の雑草や笹等を除去するための作業です。 下刈りをすることで、苗に充分な日光が当たり成長が促進されます。 |
コナラとミズナラの話 櫻井 博 | |||||
冷涼な気候を好むミズナラは北海道の全域に分布するが、 比較的温暖な気候を好むコナラは左図の様に北海道の限られた地域のみ分布している。 ミズナラもコナラもブナ科コナラ属で、仲間にはカシワが有り、ドングリがなる。 共に日本を代表する広葉樹で、ミズナラは家具やフローリングまたウイスキーの樽などに利用される。 コナラはドングリも葉もミズナラより小さく、比較的温暖な地域に分布して、用途は主に薪炭に利用されていた。生命力が強く萌芽更新(伐採した株から新しい芽が出て次の世代になる)して、15年から20年で更新していたが、最近は化石燃料の普及でこのサイクルも見られなくなったようだ。 | |||||
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故、青柳理事の手記
この作品は故青柳理事が令和3年に書いたものですが 、令和4年2月に薬石効なく帰らぬ人となりました。
青柳さんが手がけた荒井山の福寿草とトウダイグサ |
この作品は故青柳理事が令和3年に書いたものですが 、令和4年2月に薬石効なく帰らぬ人となりました。
この、原稿を戴いた時は半年も経たないうちに遺作になるとは思いも寄りませんでしたが、ご本人はメイプルに何か残して置きたかったのかも知れません。
読者の皆さん、この作品を読み、彼の元気で活躍していた姿を偲んで下さい。